エッセー

盆踊り歌保存すべき宝

八木正共様、沖家室島応援団の皆様

頌春2021年　松本昭司さんの「沖家室 1980」を拝読しました。たいへん懐かしい気持ちになり感謝申し上げます。

私は周防下田出身の昭和１３年生れ、生れ育った家は下田郵便局と電報電話局です。

私の専門は音楽美学で、美空ひばりから邦楽全般、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンに代表される西洋音楽、そして現代の音楽まで、広く何でも鑑賞して楽しんでおります。

永年にわたり、東京東和町人会、大島郡人会にも積極的に出席し、幹事も務めて参りました。

◎昔から歌い継がれてきている「盆踊り歌」とその踊りは、全国的な視野でみてもたいへん貴重な文化財ですので、今後も是非継承し保存すべき宝物であると自信をもって申し上げる事が出来ます。

✰私は東京NHK本部にずっと勤務しながら、定年退職後も続けて、帰省のたびに下田・長崎・西方の歌の上手な古老の方々や私の母（大濵ヨシヱ）から、盆踊りや亥の子の歌を習い、盆踊りの本番の時にも時々歌わせてもらいまして、感謝しております。

◎当時の録音テープにも録音し、今も大切に保管しております。（歌詞は全国的に共通のものが多いですが、その旋律（メロディー）はその部落ごとに変化のある素晴らしい特色を持っておりますので、存在価値・保存価値が大きいものです）

大濵純三